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離れた場所から2点間の距離を測れるレーザー式デバイス「PARA」

 一般的な巻き尺よりも使いやすい距離計測デバイスとして、レーザーを利用して距離を測る「dTAPE」「VH-80」を以前取り上げた。確かに普通の巻き尺に比べると楽に計測できるのだが、測る場所に置く必要がある、という制約は解消されていない。

 そこで今回は、2点間の距離を離れた場所から測れる計測デバイス「PARA」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

2点間の距離を離れた場所から測れる(出典:PARA公式サイト)
2点間の距離を離れた場所から測れる(出典:PARA公式サイト)

 PARAは、棒状をしており、中央部で折り曲げられる構造をしている。両先端からレーザーが放たれていて、それぞれのレーザーが当たった2点間の距離を測ることができる。計測者から離れた場所を測れるので、巻き尺などと違って測りたいところへ移動する必要がない。計測時の負担が軽減されるだけでなく、手の届かない天井の2点間など、アクセスの難しい場所の計測も安全に実行できる。

手の届かない場所の距離が測れる(出典:Kickstarter)
手の届かない場所の距離が測れる(出典:Kickstarter)
壁の間の距離も測れる(出典:Kickstarter)
壁の間の距離も測れる(出典:Kickstarter)
天井の高さも簡単に(出典:Kickstarter)
天井の高さも簡単に(出典:Kickstarter)

 レーザー光線を照射して測る「レーザーモード」のほか、ローラーを転がした距離を測る「ウィールモード」も搭載。手の届く場所を手軽に測れるうえ、曲線や曲面の長さも計測可能だ。

ウィールモードで曲面の距離を計測(出典:Kickstarter)
ウィールモードで曲面の距離を計測(出典:Kickstarter)

 Bluetoothでスマートフォンと連携し、計測結果を専用アプリでも確認できる。さらに、計測した現場の写真を撮影し、計測データをその写真にオーバーレイして記録しておける。測った場所と計測値を一目で把握できて、便利だろう。

もちろんホコリに強い(出典:Kickstarter)
もちろんホコリに強い(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月15日まで。記事執筆時点(日本時間8月6日12時)でキャンペーン期間は40日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約111万円)の3倍を上回る約3万2000ドル(約356万円)の資金を集めている。

PARAの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)


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