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陰謀論者ジョーンズ氏の排除はTwitterやFacebookの「言論の自由」の試金石だ

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年08月11日 07時30分
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 Alex Jones氏はシリコンバレーと戦おうとしている。

 インターネットで最も物議を醸す人物の1人であるJones氏は、自身のウェブサイト「Infowars」やラジオ放送で奇妙な主張や陰謀説を広めることで政界でもその名を知られている。

Alex Jones氏
Alex Jones氏
提供:Screenshot by CNET

 最初は、2001年の米同時多発テロ事件は連邦政府の自作自演だという根拠のない主張だった。その後数年の間に、フロリダ州パークランドの高校での銃乱射事件の生存者は「クライシスアクター」だと主張(虚偽)したり、コネティカット州のサンディフック小学校銃乱射事件での20人の生徒と6人の職員の射殺はデマだ(虚偽)と語ったりした。まだ、同氏はHillary Clinton氏が児童人身売買組織に関わっていた(虚偽)と批判した。

 批評家らは、Jones氏の根拠のない告発が同氏の支持者を簡単に狂乱させ、嫌がらせや脅迫に向かわせると批判する。極端なケースだが、サンディフック小学校銃乱射事件の犠牲になった小学生の両親はThe New York Timesに対し、あまりに多数の殺害予告や嫌がらせのメッセージを受け取ったため、6歳の息子を埋葬した地から数百マイル離れた場所に転居せざるを得なかったと語った。

 シリコンバレーのテクノロジ企業は、2016年の米大統領選介入を狙ったロシアによる広告への対処に失敗したことで既に注目されており、Jones氏についての行動は控えていた。だが8月5日、AppleはiTunesおよびPodcastアプリで提供していたInfowarsの6本のポッドキャストのうちの5本を削除した。その日のうちに、Facebook、YouTube、Spotify、LinkedInもJones氏とInfowarsを締め出した。

 Jones氏の支持者は、この動きはテクノロジ企業が自分たちが同意できない声を封じる最新の例だと語った。Jones氏の反対者は、対処が遅いくらいだと言った。

 この件について今知っておくべきことをまとめてみた。

Alex Jones氏とは? Infowarsとは?

 Jones氏はテキサス州に拠点を置く、「レジスタンス」を自称するメディア系ウェブサイトInfowarsの創設者だ。同サイトのタグラインは「あなたの心のための戦いがある!」だ。

 1999年に開設されたInfowarsには、著名人のファンが多くいる。例えば、さまざまな大統領選キャンペーンに従事した共和党の戦略家、Roger Stone氏や、Donald Trump大統領などだ。Trump氏はJones氏を自分の“素晴らしい”支持者だと賞賛した

 Jones氏は、過激で説得力のある言葉で政治的な標的を攻撃する芝居がかった番組で知られる。同氏の番組には自社製栄養剤とサバイバル用品の広告が頻繁に流れる。New York Magazineによると、同氏は年間およそ1250万ドル(約14億円)相当のサプリメントを販売しているという。

テクノロジ企業にとってJones氏はなぜ問題なのか?

 Jones氏は、いくつかの点でテクノロジ企業にとって厄介な問題になっている。Facebook、Twitter、Google傘下のYouTubeはそれぞれ、自らを自由な言論と新しいコミュニケーションの拠点として売り込んでいる。これらの企業の技術は、アラブの春や#BlackLivesMatter、 #MeTooの運動を支えた。

 だが、プロパガンディスト、白人至上主義者、陰謀論者も、これらのサービスで支持者への影響とつながりを強化できることに気づいたことが明らかになった。そして、Jones氏はInfowarsのファンへのリーチを劇的に拡大する手段としてYouTube、Twitter、Faebookを活用した。

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