悪質で有害なコンテンツにプラットフォームを提供し続けているとの批判を受けて、Facebookは米国時間8月9日、「Hard Questions: Where Do We Draw The Line on Free Expression?」(難しい問題:表現の自由の線引きをどこにするべきか?)と題するブログを公開し、コンテンツを削除するかしないかの判断に関する幅広い枠組みを示した。
Facebookのポリシー担当バイスプレジデントのRichard Allan氏は、「身体的または金銭的に人々を危険にさらすおそれのあるコンテンツや、憎しみに満ちた言葉で人々を脅すコンテンツ、Facebookをだまして利益を得ようとするコンテンツをわれわれは認めない」と述べた。
Facebookは同日、3Dプリント銃の設計図を共有するウェブサイトを禁止することも認めた。
「われわれの全てのポリシーは、3つの基本原則に基づいている。人々に声を与えること、人々の安全を守ること、そして、人々を平等に扱うことだ。当社のポリシーに関して、われわれが社内外で耳にする不満は、これら3つの原則の間の避けられない緊張関係から生じている」(Facebook)
Allan氏は、「ほかの要素を除けば(中略)われわれは表現の自由に寄った立場にいる。それは、人間の本質と人間の存在理由の両方にとって極めて重要なことだ」とも述べた。
Allan氏が述べているように、この基本的な枠組みでは、各コンテンツに対する解釈の余地が多く残されている。例えば、あるコンテンツがヘイトスピーチに該当するかどうかは、それがシェアされる状況に大きく依存するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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