Microsoftがこれまで未発表だった新機能をまた「Windows 10」に追加しようとしているようだ。それは「InPrivate Desktop」という新しいセキュリティ機能とみられる。
Bleeping Computerが米国時間8月8日に掲載した記事によると、InPrivate Desktop機能は「信頼できないソフトウェアを安全に一度だけ実行するための使い捨てサンドボックス」の役割を果たし、「Windows 10 Enterprise」向けの機能だという。Bleeping Computerによると、Windows 10の「フィードバックHub」において、クエストの一部としてこの機能のプレビュー版に関する言及があったという。
そのクエストに書かれているwikiのURLにMadridという文言が入っていることを考えると、提供予定のInPrivate Desktop機能の開発コード名は「Madrid」かもしれない。
InPrivate Desktopは「Windows Defender Application Guard」(WDAG)に少し似ているように思える。WDAGはブラウザ経由でダウンロードされる潜在的なマルウェアやエクスプロイトを隔離することで、脅威を隔離して封じ込める。WDAGは仮想化ベースのセキュリティを使用して、潜在的な悪質コードをコンテナに隔離し、それが企業ネットワークに拡散するのを防ぐ。
InPrivate Desktopは、2018年10月頃にメインストリームユーザーへの提供が開始される予定の「Windows 10 Redstone 5」には間に合わないのではないかと、筆者は推測している。最終的に、その次の大型Windows 10アップデート(開発コード名「19H1」)に搭載されるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境