KDDIは8月6日、法人向けに人工知能(AI)を活用して社内の問い合わせ業務を効率化するチャットボットサービス「Proactive AI with KDDI」の提供を開始した。料金は、初期費用が50万円、月額費用が40万円。FAQの設計支援など初期導入時に適切な運用をサポートする「サポートEX」は月額30万円となる。
Proactive AI with KDDIは、ALBERTが提供するAIチャットボットサービス「Proactive AI」を活用している。定型的に繰り返し発生する、異なる部署間での社内問い合わせ業務を、電話やメールではなくチャットボットで自動対応できるようになる。
管理者は、導入時に会話パターンごとのシナリオを作成する必要がなく、単純なFAQを用意するだけ(初期構築は1カ月内が目安)で、AIが最適な回答を選択。また、自動学習による回答精度の向上が見込めるという。
同社によると、自然言語処理に必要なメッセージ分類と情報検索・質問応答の技術を独自開発しているため、顧客ごとに回答精度を向上させるきめ細やかなチューニングが可能。問い合わせの頻度と密度を元とする自動学習方法を採用しているので、さらなる回答精度向上が期待できるという。
さらに、ビジネス版LINEである「LINE WORKS with KDDI」に対応。質問者は外出先からの問い合わせなど、場所に左右されず迅速に自己解決できるようになる。また、トークメンバーの1人としてチャットボットが追加されるので、後日メッセージ配信することができ、プッシュ型対応も可能になるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス