プレスリリース配信事業を手がけるPR TIMESは8月3日、クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケと業務提携契約を締結したと発表した。
Makuakeのプロジェクト実行者がその情報を世に広めることを支援するため、実行者に対してプレスリリースの1配信分が無料(有償で一度利用した希望者に対し、2配信目を無償で提供する)になる特別プランを提供。マクアケから実行者へ特別プランを案内し、対外的な情報発信の強化を促す。また、PR課題に応えるセミナーを大阪・札幌・東京で共催予定。
同社によると、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用企業数が7月に2万4000社を突破し、国内上場企業の32.3%に利用されているという。大企業の利用が進む一方、スタートアップ企業の利用強化も戦略的に進めており、設立2年以内の企業の利用は5月末時点で累計3796社(前年同期比1764社増)におよぶとのこと。
Makuakeは、2013年8月のサービス開始後、4300件以上のプロジェクトを掲載。PRサポートにも力を入れながら、クラウドファンディングの成功を支援しており、プロジェクトの目標達成率は94%だという。また、流通パートナーによる流通展開サポートや、金融機関の紹介など、パートナー企業と協働するさまざまなビジネス支援も積極的に展開している。
クラウドファンディングの市場規模が拡大する中、各プロジェクトをより広く知ってもらうための情報発信の工夫は、その重要性を増している。ニュースを通じてプロジェクトの存在や実行者の情熱・アイデアをより多くの人に知ってもらい、共感が生まれるきっかけを作りたいという両社の考えが一致し、今回の提携が実現したという。
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