GMOクラウドは7月31日、同社が展開する企業のIoT・AI化サポート事業「IoTの窓口 byGMO」において、「hakaru.ai byGMO」(ベータ版)の提供を開始した。モニター企業を無料で募り、その意見を踏まえてサービス精度を向上させ、今秋を目処に正式版を提供する予定。
hakaru.ai byGMOは、工場などの既存のメーターと、固有に発行したQRコードを一緒にスマートフォンで撮影するだけで、AIがメーターの値を読み取り集計できるサービス。自社開発のAIによる独自の画像認識技術を活用しており、人間による目視確認と同等以上の精度でメーターの値を正確に読み取れるという。
同社によると、同サービスを導入することで、従来からある(1)メーターを目視で確認、(2)値を手元の紙台帳へ記録、(3)値をExcelなどに手入力、(4)データを集計してグラフ化という、4ステップの作業が必要だった点検業務を、「メーターをスマートフォンで撮影するだけ」に短縮できるという。
既存のメーターにQRコードのシールを貼るだけで導入できるため、大規模な設備投資は必要ない。また、アナログ/デジタル両タイプのメーターの読み取りに対応。読み取った数値はリアルタイムにウェブ台帳へ記録・集計してグラフ化され、異常発生時には管理者へ自動通知する機能も備えている。これにより、工場などの点検業務の効率化や人的ミスの防止につながるほか、迅速な異常検知が可能となる。
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