VRヘッドセットを手がける中国のPico Technologyは7月31日、シリーズAラウンドで約27億2709万円の資金調達を実施すると発表した。2015年4月の設立以来、初めての公開資金調達になる。
今回の資金調達は、GF Qianhe InvestmentとGF Xinde Investment Managementが主導。Qingdao Jufeng Science and Technology Venture Investmentなども参加するという。
同社は、2015年12月にスタンドアローン型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Pico 1」を中国市場で発売。以来、「Pico neo DKS」「Pico Goblin」「Pico neo」などのHMDを毎年リリースしているほか、米国や日本にも法人を設立するなど、VR用端末を世界市場で販売している。
現在、同社のVR商品は教育、不動産、保険、自動車、医療などの分野で事業展開しており、今後はVRだけではなく視覚の分野での研究開発に注力していく予定だという。なお、2019年中にもAR分野の新製品を発表する予定。TOF(Time of Flight)技術に基づいたデプスカメラ「Pico Zense」を多彩な分野で活用できる研究開発を進めているという。
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