Drive.aiは自動運転車の開発を手がける企業で、現在テキサス州で公道テストを行っている。そのDrive.aiがMediumの投稿で、自動運転車がどのようにデータを処理し、可視化しているのか、また、生データを処理するスピードをどのように高めているのかを詳しく説明した。
興味深いのは、Drive.aiが投じている作業量の多さだ。同社は現在、自動運転車を公道で1時間走行させるために、800人時の作業量を投じてデータを処理し、Drive.aiのシステムが理解できるような形にデータを変換しているという。このプロセスはアノテーションと呼ばれ、走行中の状況を車に理解させるために欠かせない。同社はこのプロセスに深層学習による自動化を利用することで、人間の作業を効率化し、精度を100%にまで高めたいと考えている。
もう1つの注目すべきDrive.aiの取り組みは、自動運転車が生成するすべてのデータを可視化していることだ。同社は、車に乗る人たちのために、このような可視化を他社に先駆けて行っている。まるでビデオゲームの画面を見ているかのように、自動運転車が認識している景色をそのまま見られるようにすれば、多くの乗客の不安を和らげることができるだろう。
さらに、走行終了後は、分析のために独自の方法でデータを可視化している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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