自動運転分野のスタートアップであるDrive.aiが米国時間5月16日、タクシーサービス開始に向けてテキサス州の道路をテスト走行する日産「NV200」の動画を公開した。その動画では、運転席に誰も座っていないことが強調されている。同社がこのデモ動画で披露しているのは、自動運転車向けの人工知能(AI)およびセンサ技術だ。この技術は、7月にテキサス州フリスコで開始予定の自律型タクシーサービスのテストで使用される。
動画では、自動運転車が通りや駐車場を進んで、車が行き交い信号機がある交差点をうまく通り抜け、ラウンドアバウト(環状交差点)も通過する。動画は3倍速で再生されるので、この自動車は非常に低速で進んでいるに違いない。とはいえ、これはかなり見事なデモだ。
動画にはピクチャ・イン・ピクチャの映像が挿入されており、自動車に搭載された多数のセンサが道路の境界線や駐車車両、移動中の車両、サイクリストをどのように認識しているのかが分かる。サイクリストは、運転席に誰もいない車が同じ道路を走っていることに少しも驚いていないようだ。
Drive.aiは、テキサス州フリスコの公道でオンデマンドの自動運転車配車サービスを開始する計画を7日に発表していた。このサービスは、フリスコ地域の「企業従業員、住民、および利用客」向けに提供される。こうした人々はDrive.aiの新しいアプリを使い、同社の自動運転車を呼んで無料で乗車できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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