ウィザーディング・ワールドから着想を得た初のSTEM(科学・技術・工学・数学)製品を使って、ハリー・ポッターとコーディングがプログラミングの魔法をかける。
英新興企業Kanoが現地時間7月24日に発表した「Harry Potter Kano Coding Kit」は、「iOS」や「Android」「Windows」「Mac」のアプリを使って、魔法の杖をプログラミングできる機能を子どもたちに提供する。杖にはモーションセンサが内蔵されており、杖を振ると魔法が有効になる。
競合するプログラミング玩具である「Ozobot Evo」や「Robotics Engineer Barbie」と同様、Kanoのアプリもデジタルブロックを使って、子どもたちがコマンドを組み合わせるのを支援する。アプリには70のプログラミング課題が含まれており、デジタルブロックを使ってこれらの課題を解くと、そのスキルを使って、自分の好きな特殊効果をアプリで作成できるようになる(残念ながら、杖を振って実際に羽根を飛ばすことはできないが、「iPad」上でそれをやることは可能だ)。
このプログラミングキットに含まれるハリー・ポッターの魔法には、インセンディオ(燃えよ)やステューピファイ(麻痺せよ)、ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)などからヒントを得たものがある。プレーヤーは「Kano World」ウェブサイトを使って、自分の作成したプロジェクトをほかのプレーヤーと共有することもできる。
Harry Potter Kano Coding Kitは10月1日に発売予定だ。Kanoのウェブサイトで先行予約の受付が既に開始されている。価格は99.99ドル(約1100円)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」