Volkswagen傘下の自動車メーカーPorscheは、800Vの高電圧で高速充電する電気自動車(EV)向け充電スタンドの試験運用を開始した。
この充電スタンドは、ドイツのベルリンにあるアドラースホフ技術パーク内の駐車場に設置。4台あるスタンドのうち2台が800V充電対応となっている。
Porscheによると、一般的に現在使われている直流(DC)高速充電スタンドの充電電圧は約400Vだという。こうしたスタンドの場合、400km走行可能な電力の充電には40分から80分かかるそうだ。これに対し、800V充電にすれば、20分未満で充電が済むようになるとしている。
800Vの高電圧充電が利用できるのは、この技術に対応した自動車に限られる。該当する初の量産車は、2019年発売の「Porsche Taycan」になる予定。
なお、アドラースホフ技術パークの充電スタンドは試験的なもので、誰でも無料で利用できる。
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