電動式の自動運転トラック「T-pod」を手がけるスウェーデン企業のEinrideは、電動で自動運転可能な林業向け木材運搬用トラック「T-log」を発表した。2020年の実運用を目指している。
T-logは、米国自動車技術会(SAE)規定でレベル4の自動運転に対応した電動トラック。ドライバーなしで運用できるが、遠隔操縦することも可能。しかも、Phantom Autoの遠隔操作技術を採用しており、4Gモバイルネットワーク経由で数百マイル(目安として500kmから800kmといった距離)離れた地点からでも運転できるという。
林業でアクセスする必要のあるオフロード環境も走行可能で、森のなかのような場所でも自律移動できるそうだ。自動運転プラットフォームはNvidia製。
車両サイズは幅2552×高さ3563×長さ7338m。運転席がなく、サイズの割に多くの木材の運搬が可能という。最大積載量は16トン。
バッテリ容量は300kWhあり、120マイル(約193km)の走行が可能。完全な電気自動車であるため、走行時に二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)を排出しない。
なお、現在Einrideは貨物運搬用トラックT-podの試験走行に取り組んでおり、2018年秋に実際の輸送で使えるようにする計画。
T-logの紹介ビデオ(出典:Einride/YouTube)
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