報道によると、タイの洞窟に閉じ込められた12人の少年の救出に貢献した英国人ダイバーが、Elon Musk氏に対する訴訟を検討する可能性があるという。発端は、Tesla MotorsやSpaceXの最高経営責任者(CEO)を務めるMusk氏が、このダイバーを「小児性愛者」と呼んだことだ。
この事故で、億万長者のMusk氏は小型潜水艇による救出計画を提案していた。だが、浸水した洞窟から12人の少年とサッカーコーチを救出するのに貢献したダイバーのVernon Unsworth氏がこの計画を批判すると、Musk氏は米国時間7月15日のツイートでUnsworth氏を「小児性愛者」と罵倒した。さらに、その後のツイートで、「何なら賭けてもいいよ、本当のことだ」とした。
どちらのツイートも、すでに削除されている。
Musk氏はどうやら、Unsworth氏による批判に反応したようだ。Unsworth氏はCNNとのインタビューで、Musk氏が少年を救出するために小型潜水艇を製作したことを、「PR目的のスタンドプレイ」だとして非難した。さらに、「(Musk氏の)潜水艇が引っかかって、状況を悪化させる可能性がある」と語っていた。
Unsworth氏は現地時間7月16日、Musk氏に法的措置を取るかどうか尋ねたAFPに対し、「それ(Musk氏の投稿)が私の考えているような内容だとすれば、答えはイエスだ」と答えた。ただし、Unsworth氏は問題のツイートを見ておらず、その話を聞いただけだと述べている。
Unsworth氏は、7月初めに行われた少年ら13名の救出作戦で、重要な役割を果たした人物だ。少年たちは、タイ北部のタムルアン洞窟に入った後、水位の上昇によって3週間近く中に閉じ込められていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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