Googleは、米国時間7月11日から「iOS」版「Gboard」にモールス符号入力機能を搭載すると発表した。「Android」版Gboardでは、すでにモールス符号入力が利用できる。Googleによると、11日のアップデートでAndroid版も改良されているという。
Gboard向けのモールス符号入力は、ニーズに合わせてキーボードをカスタマイズできる設定も含む。また、Googleの標準のAIテキスト予測や入力候補の表示(オートコンプリートとオートコレクト)、「Google Assistant」とも連携する。Googleは、モールス符号をもっと簡単に学習できるゲームもリリースした。
今回の発表は、アクセシビリティの向上を目指すものだ。モールス符号入力は2つのキー(ドット「.」とダッシュ「-」)しか使用しないため、身体が不自由な人にとって使いやすい意思伝達手段となる。
Googleは、開発者でモールス符号支援技術の専門家であるTania Finlayson氏の話を公開した。同氏は生まれた時から脳性麻痺で、頭を動かして操作し、モールス符号で会話できる機械を利用している。Gboardでモールス符号入力ができれば、同氏のような人々は、ドットとダッシュだけの入力でスマートフォンを利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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