NVIDIAは米国時間7月10日、自動運転車技術を活用するため、世界最大の自動車部品サプライヤのBosch、世界最大級の高級車メーカーであるDaimlerの両社と提携することを発表した。
自動運転車では、周囲の状況を把握するのに使われる大量のデータを処理するために、極めて強力なコンピューティング能力が必要になる。従来、このようなコンピューティング能力は自動車で利用するにはサイズや消費電力という点で非効率だった。NVIDIAの「DRIVE Pegasus」スーパーコンピュータと「DRIVE Xavier」および「DRIVE Constellation」システムのおかげで、スーパーコンピュータは平均的なノートPCよりも小さいサイズになった。
Pegasusは1秒間に320兆回の処理を実行できる。この種の能力は、10年以内にレベル4、レベル5の完全自動運転車を発売するという夢の実現を目指すBoschやDaimler(Mercedes-Benzを保有)のような企業にとって、理想的なものだ。両社がNVIDIAと提携して、車載ユニットからデータセンターまで、NVIDIAのプラットフォーム全体を利用することを選んだのはそのためだ。データセンターでは、DRIVE Constellation技術によるシミュレーションテストが進められている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
組織が今後考えるべきデジタル変革とは!?
CIO主導で考える次世代ITのあり方
取り組めば大きな差に!エンド端末の刷新
最新テクノロジを迅速に取り込める環境を
業務プロセスを進化させるストレージの進化
データが導く新たな経営の在り方を展望
オフィス用品の「プラス」が実践する
クラウド活用97%の働き方改革