[ブックレビュー]見方がわかれば企業が見える--「決算資料からビジネスの仕組みが見えてくる」

ピースオブケイク
詳細:新書 / 96ページ / 株式会社ピースオブケイク / 著者:シバタ ナオキ / 発売日:2018/06/15 / 外形寸法 (H×W×D):14.9cm×8.3cm×0.8cm / 重量:0.0kg
内容:決算資料。自分の仕事には直接関係ない、と思って見ていない人もいるだろうが、単純に「見方が分からない」から見ていない、という人が多いのではないか。何をどう見ればいいのか分からない、どう重要なのか分からない、でも「決算資料を読めるようになりたい」という人に、すぐに実践できる決算資料の読み方を教えてくれるのが本書だ。
「決算資料からビジネスの仕組みが見えてくる」
「決算資料からビジネスの仕組みが見えてくる」

 決算資料。自分の仕事には直接関係ない、と思って見ていない人もいるだろうが、単純に「見方が分からない」から見ていない、という人が多いのではないか。何をどう見ればいいのか分からない、どう重要なのか分からない、でも「決算資料を読めるようになりたい」という人に、すぐに実践できる決算資料の読み方を教えてくれるのが本書だ。

 本書では、著者がどのように決算資料を読んでいるのか、その過程を丁寧に追って解説している。目に付きやすい数字を見るだけでなく、そこから読み取れる企業の戦略や変化などを知ることにより、「あのニュースで見たことがここに表れるのか」と、点と点が結ばれて線になって理解できていく。

 そうなると、「ではこれは?」と決算資料の中の情報に次々興味がわいてきて、面白くなってくる。取りあげられているのが、誰でも知っている有名企業だから、ニュースと結びつけられて、とりわけ理解しやすいのかもしれないが、一度読み方が分かれば、別の企業の決算資料も読みやすくなる。

 自分のいる会社や関係のある会社の決算資料を読んでいくと、日々のビジネスに直接役立つであろうし、転職を考えることになるかもしれない。それはともかく、本書は非常に読みやすく書かれているので、決算資料に親しむきっかけとしてちょうど良い。

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