ピクシブは6月29日、3DCGアニメーションやゲーム、VR/ARプラットフォーム上などで使える3Dモデルを作成できるキャラクターメイカー「VRoid Studio」を、7月末にオープンベータ版としてリリースすると発表した。
VRoid Studioは、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルが作成できる無償のPC向けソフト。簡単な操作でキャラクターのモデリングが可能で、クリエイターが持つドローイングのテクニックを最大限に発揮できることを重視して開発したという。また、3Dソフトで利用可能なファイルにエクスポート可能(リリース時はVRM)だ。
さらに、VRoid Studioの公開にあわせ、すべてのユーザーが自身のキャラクターを持ち、キャラクターを使った作品制作やVR/AR空間でのコミュニケーションを楽しめる世界を提供する「VRoidプロジェクト」を始動する。
同社によると、「VR/AR空間上で他者とコミュニケーションしたい」「バーチャルYouTuberとして活動したい」など、キャラクターの3Dモデルに対するニーズは増えているものの、キャラクターを作り上げるユーザーはごく少数。3Dモデリング特有の知識や各ソフトの複雑な操作を覚える必要があるため、平面上でイラストを描くことに長けているクリエイターでも、うまく立体化できなかったり、制作に時間がかかっていたという。
ピクシブでは、イラストや漫画・小説など、平面的な媒体に表現する創作活動をサポートしてきたが、VRoidプロジェクトを始動することで、3Dに関わる創作活動を支えるサービスを提供するという。なお、先行クローズドベータの提供も予定しており、すでに応募フォームで募集を開始している。また、VRoidプロジェクトの最新情報は、公式サイト・公式Twitterアカウントにて公開する。
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