ディー・エヌ・エー(DeNA)は6月26日、同社が展開しているニュースアプリ「ハッカドール」公式キャラクターのひとり「ハッカドール3号」がバーチャルYouTuberとしてデビューし、その動画を公開。それに先駆け、前日となる25日に、デビューを記念した応援上映会を新宿バルト9にて開催した。
ハッカドールはアニメやマンガ、ゲームなどに特化した情報を、利用者の好みを学習しながら提供するニュースアプリ。あわせて公式キャラクターとして、パーソナルエンタメAI「ハッカドール1号」「ハッカドール2号」「ハッカドール3号」が誕生し、テレビアニメやマンガなどのメディアミックス展開を行っている。
バーチャルYouTuberとしての展開は、3月31日にエイプリールフール企画の一環として1号の自己紹介動画を投稿し、好評を博したことから本格的な展開を開始。3号のバーチャルYouTuber化は第2弾となる。
応援上映会では約100人強のファンである“マスターさん”が来場。有料イベントで平日の夜間にもかかわらずチケットは発売開始から数分で売り切れたという。当日は3号の声を担当する声優の山下七海さんをゲストとして迎え、DeNAの岡村直哉氏による司会のもと、トークや応援上映が行われた。
トークでは、3号に関するこれまでの歴史やクイズコーナーなどを実施。この3号は、かわいらしい見た目をしているが、性別は“男の娘”。初期のコンセプト段階から決められていたものの、ごく一部しか知らされておらず、山下さんをはじめDeNAのスタッフでも女の子だと思っていたという。東京ゲームショウ2014におけるステージイベントで発表され、山下さんもそのときに初めて知ったと振り返る。
そんな山下さんは、今回“3号に声がとても似ているとよく言われる”、“3号にとても詳しい”という立場で招かれていたのだが、岡村氏からの説明で、オタク向けニュースアプリというコンセプトからハッカドールの3人には詳しいジャンルがあり、3号はマンガと声優、フィギュアの担当と話すと、山下さんは初めて知ったような反応で、ツッコミを入れられつつ笑いが起きていた。
クイズで盛り上がったのは、3号の性別に関する問題。正解は前述のように男の娘なのだが、山下さんが以前から聞いてみたいこととして、本当はどっちの性別がいいかを問いかけたところ、女の子がごく少数で、ほとんどが男の娘を希望。定着していることをうかがわせた。
応援上映では、なかなかやる気を出さない3号に対して、青いペンライトとともにマスターさんたちが声援を送り、3号も好きな声優である“ななみん”とのコラボやゲーム実況をやりたいと少し前向きな姿勢を見せていた。
山下さんは、3号のバーチャルYouTuberデビューに手ごたえを感じている様子。また3号に今後やってほしいことを聞かれると「ななみんとコラボも夢のひとつ」としつつ、テレビアニメの6話において、3号が一時女の子になってある男の子に出会う場面があり、その男の子が3号に初恋のような思いを抱くシーンがあると説明。その男の子と3号の再会させてあげたいと語っていた。
今後の展開について、ハッカドールチームのプロデューサーを務める荒巻裕子氏が登壇。残る2号のバーチャルYouTuber展開についても多数の要望があったことに触れ、「楽しみにしていてください」とひとこと。また山下さんは「これからも、新たな可能性へと飛び立っていくと思いますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送るとともに、チャンネル登録のアピールも行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス