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記事の「ホシイ」が「イラナイ」の約2倍--データを交えて振り返る「ハッカドール」

佐藤和也 (編集部)2017年10月29日 18時30分
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 ディー・エヌ・エー(DeNA)が展開している、アニメやゲームに特化したニュースアプリ「ハッカドール」。サービス開始から3年が経過し、これまでの数値的なデータを含めた振り返りと、一部有料サービスの導入など直近の取り組みについて、これまでビジネス面を担当していた寺嶋隆司氏と、現在のハッカドールチームのプロデューサーである荒巻裕子氏に聞いた。

荒巻裕子氏(左)と、寺嶋隆司氏
荒巻裕子氏(左)と、寺嶋隆司氏(右)

 ハッカドールは、アニメやゲーム、ライトノベルなど、いわゆる“オタク”ユーザーに特化したニュースとして、2014年8月からスマートフォン向けアプリを配信。2015年5月からはウェブ版のサービスを開始したほか、ガイド役キャラクターのコンテンツ展開も実施し、2015年10月からテレビアニメも放送。また、2016年3月からは広告を導入するといった事業者向け施策も手がけている。

記事の「ホシイ」が「イラナイ」の2倍--情報収集に前向き

 3年間で積み重ねたデータとして、スマートフォン向けアプリの累計ダウンロード数は約200万強(8月30日時点)で、累計ページビュー数は48億2793万4476(7月31日時点)。アプリの滞在時間は1セッション4分弱、1秒あたり8.6記事が読まれているという。また、これまでに配布したエンドカード数は3289枚(8月14日時点)となっている。

 ユーザー層については、サービス初期から10代20代の男性が大半という状態が続いているものの、ここ1年半ほどユーザー層の拡大を狙い、女性ユーザーに向けたコンテンツと積極的にコラボレーションを展開。態勢は変わらないものの、少しずつ女性の利用者も増えている状態と説明する。

 「男性に比べると、女性はキャラクターに対する愛着心が強く、またTwitterでファンコミュニティを形成し、積極的に情報を拡散して楽しむ傾向がある。ニュースを読んでキャラクターカード(画像)をシェアすると、新たなカードがもらえるという2段階に渡ったキャンペーンでは、相当な数のつぶやきがあった。(ハッカドールを)知らなかったけど新たに始める人が多かった」(荒巻氏)

記事の「ホシイ」「イラナイ」機能
記事の「ホシイ」「イラナイ」機能

  これまでにコラボレーションをした作品は72作品(8月30日時点)。スマートフォン向けゲームやアニメ作品が中心となっているものの、Kazu氏やはじめしゃちょー氏といったYoutuberや、PlayStation Videoといったネットサービス、タワーレコードといった店舗など多岐にわたる。

 「相互送客の効果が見えやすいスマホゲームだけではなく、いろんなところで“はかどらせる”ことをメッセージとして伝えていくために、“仕事を選ばない”と言われるぐらい、今後もジャンルにとらわれずコラボレーションは仕掛けていきたい」(寺嶋氏)

 アプリの機能として、記事に対する「ホシイ」「イラナイ」を教えることで、ユーザーの好みを学習させる機能を搭載しているが、その数はホシイが8128万6013回、イラナイが4413万2672回(いずれも8月30日時点)。寺嶋氏によれば、記事の閲覧だけでも、ある程度趣味嗜好の傾向を反映してレコメンドしているため、ホシイやイラナイを付ける傾向は、コンテンツよりも利用者の人となりによるものが強いとしている。

 「しいて挙げるなら、ホシイが多いのは情報に対して前のめり姿勢で、積極的に情報が欲しいという方々が使っているということの現れではないかと思う。あとはニッチなコンテンツについては、閲覧だけでは反応が弱いため、ホシイが付きやすい側面もあるように思う」(寺嶋氏)

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