画像とURLでコンテンツを“直販”できる「Pulit」--サムスンやLINEから数億円を調達

 Pulitは6月26日、Samsung Ventureおよび、LINE Venturesが運営する投資ファンドから数億円の資金を調達したことを発表した。具体的な提携内容などについては、決まり次第公開予定。なお、同社は2017年9月にDK Gate(デジタルガレージと講談社の合弁会社)と電通デジタルのファンドから約1億円を調達していた。

Pulitのメンバー
Pulitのメンバー。左から2人目がPulit代表取締役のK.W Lee氏

 同社では、独自の電子透かし技術により、動画などのコンテンツをユーザーに直販できるシステム「Pulit」を2017年12月から提供している。従来のようにアプリをインストールしたり、サービスに入会したりしなくてもコンテンツを楽しめるため、テレビ局などのコンテンツホルダーは、たとえば「Netflix」や「Hulu」などの既存コンテンツプラットフォームに依存せずに、国内外のユーザーにコンテンツを直接届けられるとしている。

 コンテンツホルダーは、Pulitが提供する管理ページに自社が制作したドラマや映画などのコンテンツを登録して、2MバイトほどのMDI画像(Multicast Distribution Image)とダイレクトアクセスURLに変換。そのURLを、FacebookやTwitterなどのSNSで拡散する。

 ユーザーは、コンテンツホルダーが拡散したURLをクリックするだけで、動画プラットフォームサービスなどに遷移することなく、直接そのコンテンツを専用のビューワーで視聴できる。また、気になるコンテンツは自身のスマートフォン内にMDI画像として保存。画像のメニュー項目から動画の再生を選ぶだけで、その画像に紐づく動画にアクセスして視聴できる。MDI画像をSNSやLINEなどで友人に共有することも可能だ。

Pulitの仕組み
Pulitの仕組み

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