logo

MS、SSE2に対応しないPCでの「Windows 7」サポートを終了か

Ed Bott (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年06月25日 11時40分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「Streaming SIMD Extensions 2」(SSE2)をサポートしないPCを現在使用している人は少ない。SSE2は、2000年に登場した「Pentium 4」プロセッサに初めて搭載された技術で、2004年には主要プロセッサのほとんどがこれをサポートするようになった。これをサポートしないPCとはおそらく、「Windows 98」から「Windows XP」、そして「Windows 7」へとアップグレードし、20年近くにわたって使用されてきたものに違いない。

 SSE2のサポートが重要になったのは、2012年にMicrosoftが、SSE2のサポートが新OSに求められるCPUの3要件の1つと発表した時だ。「Windows 10」にも同じ要件がある。

 これは6年も前の出来事である。コンピューティングの世界では、6年というのは永遠にも等しい時間だ。したがって、つい先週、今回はWindows 7の関連で、この話題が再び持ち上がったことに筆者は驚いた。

 問題が始まったのは、2018年3月の「Windows 7」向け月例アップデート(KB4088875)がリリースされたときのことだ。このアップデートの「既知の問題」には、以下の警告が含まれていた。

「STOPエラーは、Streaming Single Instructions Multiple Data(SIMD)拡張機能2(SSE2)をサポートしていないコンピューターで発生します」

 Woody Leonhard氏がこの問題に関する記事で指摘したところによると、この3カ月の間にこの現象に対する「回避策」の記述が変更された。当初は回避策として、「Microsoftが解決策の開発に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定」と書かれていたが、6月のアップデートでは、途中から「既知の問題」からこの現象自体が削除され、過去の月例アップデートのページでも回避策が「SSE2 をサポートするプロセッサが搭載されたコンピューターをアップグレードするか、そのコンピューターを仮想化」するに変更されたという。

 これは、Windows 7ユーザーに対するMicrosoftのサポートの約束に違反するのではないだろうか。実は「Microsoftのビジネス、開発者、およびデスクトップ オペレーティング システムのポリシー」の以下の条件に照らすと、違反には当たらないようだ。

Microsoftは、セキュリティを強化した製品を提供するよう取り組んでいます。Microsoftは、開発中に脆弱性を除去するよう努めていますが、今日、ソフトウェアの脆弱性は依然として現実に存在するため、発見された時点で対応する準備が必要になります。Microsoftでは、できる限りセキュリティを確保するために、最新の製品リリース、セキュリティ更新プログラム、Service Packをインストールすることを推奨しています。(中略)以前の製品は、要求が厳しくなっている現在のセキュリティ要件を満たしていない可能性があります。Microsoft では、以前の製品に対してセキュリティ更新なくてもプログラムを提供できない場合があります。(編集部注:太字の強調表示は編集部)

 現在、Microsoftに詳細な情報を要求しているが、「ノーコメント」という回答が返ってくるに違いない。しかし、コメントが出なくても、「Meltdown」と「Spectre」のCPU脆弱性の影響であろうことは推測できる。両脆弱性のパッチに対応するための変更があまりに多く、Pentium IIIファミリで対応しつくせないため、これに該当するマシンに搭載されたWindows 7のサポートは当初の予定より早めに打ち切られたということではなかろうか。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]