イトーヨーカ堂とシナネンサイクル、「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreetの3社は6月21日、シェアサイクル事業で協業すると発表した。
HELLO CYCLINGは、事業者や自治体向けのシェアサイクルプラットフォーム。自転車を借用・返却できる「ステーション」の検索から決済までを、スマートフォンやパソコンで手続きできる。また、ステーションであればどこでも乗り捨てが可能。料金は15分60円、24時間まで最大1000円だ。
今回の協業では、6月21日よりイトーヨーカドー浦和店でサービスを開始。イトーヨーカ堂がシェアサイクルステーションのスペース提供、シナネンサイクルが自転車の管理および運営、OpenStreet がシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」のシステム提供を担当する。
協業サービスを展開するさいたま市では、セブン-イレブン店舗を中心に128ヵ所の「HELLO CYCLING」ステーションがあるという。イトーヨーカ堂は、駅近店舗でのサービス提供により、浦和区における利用頻度の高いマザーポートを目指すことで、放置自転車の削減、周辺ステーションとの相互利用によるユーザーの移動利便性向上、新たな集客に繋げるとしている。
イトーヨーカ堂は、今後もHELLO CYCLINGが展開している地域のイトーヨーカドー店舗を中心にサービスを順次展開。2018年度中に10店200台、2020年度末までに30店500台規模での全国展開を目標とする。
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