メドピアの連結子会社であるMediplatは6月19日、医師によるオンライン健康相談「first call」の法人向けサービスとして、「オンライン産業医」の提供を開始したと発表した。
新サービスとなるオンライン産業医は、毎月のオンライン産業医面談に加えて、産業医が訪問巡視や対面での面談(2カ月に1回以上)を実施。また、オンライン健康相談first callの併用により、産業医のみならず各診療科の医師に対して、チャットやテレビ電話で日常的な健康相談を行うことが可能になる。これにより、従業員の不調への早期介入および、人事労務担当者の業務負担・コスト軽減も期待できるという。
なお、産業医が必要に応じて行う面談には、高ストレス者への面談指導や長時間労働者への面談指導、休職・復職者との面談、健康相談がある。
同社によると、従業員のメンタルヘルス対策を主な目的としたストレスチェック制度の導入や、働き方改革に伴う長時間労働の是正に向けた対策など、産業医が担う役割は近年急増しているという。中でも従業員との面談対応が増加している一方で、産業医面談の実施には課題がある。
産業医面談における課題には、「産業医の多くが月1回の訪問であり、面談調整が困難かつ必要時に迅速に実施することが難しい」「産業医が定期訪問していない小規模の支社等では、面談が実施できていない場合がある」「人事労務担当者にとって、産業医と従業員との面談日程の調整は一定の業務負荷となっている」「従業員にとって職場での産業医面談は、周囲の目もあり希望を申し出しにくい」「産業医の専門外の領域に関する悩みについては、専門的な相談をすることができない」といった事が挙げられる。
そこで、産業医面談をテレビ電話を通じてオンラインで可能にすることによりこれらの課題を解決し、企業における効果的な産業医の活用を支援するために、「オンライン産業医」の提供を開始した。
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