CES Asiaの中で目立っていたのが、会場の3分の1近くを占めていた電気自動車関連の展示だ。2018年のCESでも注目を集めていたBytonの他、地元中国からはBYDや自動運転プラットフォームを展開するバイドゥや広州汽車の研究開発部門である広汽研究院、日本からはホンダが出展していた。
BytonはCESではSUVのコンセプトカーを発表していたが、CES AsiaではセダンタイプのEVコンセプトカーK-Byteを新たに発表。また発売間もないOcculus goを使った体験展示も行っていた。
本家CES以上に多くの製品がみられたのが各種ロボットだ。中国企業が強みを持つ分野だけに数多くのロボットが見られた。
不気味の谷と言われるヒューマノイド型ロボットでありながら、違和感を覚えるデザインのロボットも少なくはないが、デザイン性が良くなったロボットも多く見受けられた。CanbotのUU-U-05は2018年のCESでも注目を集めていたヒューマノイドロボットだ。
また頭部の液晶パネル部分に顔を表示させるタイプのロボットが増える中、Keenon RobotのPeanutロボットは、キャラクター型のロボットにそのまま広告用に液晶パネルを持たせてしまうという割り切ったアプローチを行っていた。
最後に紹介したいトピックが、今回のCES Asiaから始まったCES Innovation Awards Asia。本家CESでは革新的な製品に対して与えられる賞として有名なCES Innovation Awardsがあったが、CES Asiaではこれまで存在しなかった。
2018年からCES Asia Innovation Awardsが創設され、CES Asia独自で、独創的な製品が表彰され、特設ブースで展示が行われていた。次の記事で、CES Asia Innovation Awardsを受賞した製品や、スタートアップ枠で展示されていた製品を中心に興味深かった製品を紹介したい。
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