Live Smartは6月15日、自宅の家電をスマート化するIoTサービス「Live Smart」に、AI(Adaptive Intelligence)機能を備えた「LS mini」を発表した。同日から予約販売を開始しており、価格は6980円。7月30日までは予約期間限定価格として4980円で提供する。
LS miniは、スマートスピーカやエアコン、テレビなどをWi-Fiや赤外線でつなぐことで、AI搭載家電にできるというもの。AIは、Artificial Intelligence(人工知能)ではなく、Adaptive Intelligence(適応知能)の意味を持ち、身長・体重はもちろん、年齢、性別、部屋のサイズや間取り、駅までの距離、食習慣などさまざまなパーソナルデータをベースにして、住んでいる人の生活環境を自動的にコントロールできるという。
AI機能をオンにしておけば、暑い、寒いと感じる前に、エアコンが設定温度を調節したり、外気温や日射量低下の影響で室温が変化する前にエアコンを稼働したりといったことが可能。スマートスピーカに話しかけることで、テレビ、エアコン、照明のコントロールもできる。
ウェブカメラ、スマートロックに加えてスマートプラグもこれ1台で管理でき、スマートホーム化を実現。温度・照度センサも搭載し、外出先から室内の状況を確認したり、子どもが帰宅すると自動でエアコンを稼働して通知を送ったりもできる。本体は高さ22mm×幅85mm×奥行き85mm。2.4GHzのWi-Fiと赤外線通信をサポートする。
今回のAI機能は、インド理科大学院のCyber Physical Systems LabとLive Smartが共同で開発したもの。今後はエアコンだけではなく照明やほかのデバイスにも展開し、家族など複数名での利用シーンも想定して機能をアップデートしていく予定だ。
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