コインチェックは6月8日、仮想通貨取引サービス「Coincheck」において、取り扱いを停止していた仮想通貨「NEM」の出金・売却を再開すると発表した。
再開は6月7日から順次開始しており、入金・購入は対象外となる。すでに出金・売却を再開した他の仮想通貨と同様、外部専門家による協力のもと技術的な安全性などの確認が完了したことで、出金・売却を再開するに至ったとしている。NEMの出金・売却が再開したことにより、取り扱いがストップしている通貨はゼロとなった。
同社では、2018年1月にNEMの不正流出事件が発生。3月には流出したユーザーに対し約460億円におよぶ補償を実施した。また、4月にはマネックスグループがコインチェックを36億円で買収し、サービスの全面再開と仮想通貨交換業登録について2カ月をめどに準備を進めるとしている。なお、同社では、Augur、Monero、Dash、Zcashの取り扱いを6月18日に廃止すると発表している。
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