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“地球探検”で子どもたちの好奇心を育む--「Google Earth」が目指す教育の形 - (page 3)

藤井涼 (編集部) 井口裕右2018年06月09日 07時00分
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未来を担う子どもたちのためにできること

――今後の展開について教えてください。

 Voyagerについては、コンテンツをキュレーションするパートナーの存在が非常に重要ですので、今後は日本を含めてグローバルでパートナーとの協業を増やしていければと考えています。もちろん、Google Earth Educationでの活用事例=授業プランも、多くの学校からご提供いただき増やしていきたいですね。

 また、学校単位ではなく自治体レベルでGoogle Earthを活用して授業カリキュラムを構築したいというご相談についても、できる限りの協力をしていければと考えています。ICTはちょっと苦手だと感じている教員の方にも抵抗感なくツールを活用していただくためのチュートリアルも今後さらに拡充していきたいですね。


――地理情報データは有償で提供している企業も多く、Google EarthもGoogle Earth Engineも、これほどのプロダクトであれば利用料金を課金してもいいのではと感じます。改めて、Googleがこうしたプロダクトを世の中に無償で提供していく意義について教えてください。

 すべては「世の中のあらゆる情報を整理して、誰でもアクセスして使えるようにする」というGoogleのミッションに集約されているのではないかと思います。特に「使えるようにする」という部分が大きなポイントで、私たちが集めた情報やデータはそれを分析や教育に活用でき、そこからポジティブチェンジを生み出すことにこそ意味があるのです。

 Google Earth Engineのプロジェクトは、私たちの部門の責任者が倉庫に眠っている膨大な衛星画像を見て、「非常に貴重な情報だがアクセスできず使えない。一方で、自然環境を巡る多くの課題は実態把握が難しく、放置すれば地球の未来に大きな影響を与える。では、衛星画像にアクセスしやすく簡単に活用できる環境を提供すれば、課題解決に貢献できるのではないか」という発想から始まりました。収益性ありきではなく、Googleのミッションに適っているかどうかというのが、非常に重要なのです。

 もちろん、Google Earth Educationについても、次世代を担う子どもたちの成長に貢献することは、Googleにとって非常に重要です。持続可能な地球環境の実現は、これからの子どもたちに懸かっているといっても過言ではありません。子どもたちに小さいときからGoogle Earthを通じて地球環境に触れる機会を提供することで、さまざまな好奇心を持ってもらえれば嬉しいですね。

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