Airbnbの最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Chesky氏は米国時間5月30日、ロサンゼルスでRecodeが主催した年次カンファレンスの講演で、同社が2018年に女性取締役を少なくとも1人指名する計画だと述べた。2人になる可能性もあるという。
「取締役会にダイバーシティ(多様性)をもたらすことのできる人材を現在絞り込んでいる」とChesky氏は述べた。
Airbnbの取締役は、シリコンバレーの多くの企業と同じく、全員が男性でそのほとんどが白人である。
Airbnbの取締役会は6人の役員で構成されており、そのうち3人は創業者。独立取締役はKen Chenault氏の1人だけだ。同氏は、American ExpressのCEOをこの17年間務めた経験があり、今はFacebookの取締役もつとめている。
AirbnbがChenault氏を取締役に指名したのは、新規株式公開(IPO)に向けた下準備と見られていた。2月にはさらに、Belinda Johnson氏を同社初の最高執行責任者(COO)に任命している。
Chesky氏は以前、Airbnbに近いうちにIPOを実施する予定はないと述べていた。しかしこの日は、その可能性について、これまでよりオープンに語っている。同氏は、2019年のうちにIPOを実施する準備が整うだろうが、実際に行うかは分からないと述べた。
「(IPOを)するなら、会社にとって大きなメリットがあることを確認したうえでやりたい」「いまのところ問題は見当たらない。現実になるかもしれない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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