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ARメガネで車の修理をリモート支援--米ポルシェの「Tech Live Look」とは - (page 3)

Tim Stevens (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2018年06月06日 07時30分
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 このプロセスを一通り終えるのに5分かからなかった。筆者が独力でこの作業に取り組み、サービスマニュアルを参照して、納得できるまでGoogleで検索していたら、それよりもはるかに長い時間がかかっていたに違いない。もちろん、訓練を受けたPorscheの技術者なら、もっと早くできていたかもしれない。Porscheの初期のテストでは、Tech Live Lookによってサービスに要する時間が何と40%も短縮したという。

 そうなれば、保証修理のコストが下がるだけでなく、顧客の元に愛車が戻るまでの時間も短縮できることになる。だからこそ、Porscheの販売店は、スマートグラス1台あたり2750ドル(約30万2000円)という価格も受け入れている。

 「修理後の戻りが早くなるのでお客様にも喜ばれるし、販売店側でも回転率を向上できるので歓迎される」と、Porsche Cars North Americaのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるKlaus Zellmer氏は語っている。実際、技術者にかかる平均的な費用と、40%という工期短縮を計算すれば、投資はかなり早く回収できる。「数日か、かかっても1週間以内というところだろう」(Zellmer氏)

 Zellmer氏によると、先日の販売会議でTech Live Lookのデモンストレーションを実施したところ、米国の189の販売店のうち75店がその場で採用を決めたという。残りの販売店も、2019年末までには導入に踏み切る予定だ。つまり、米国内のすべての正規販売店で、修理にARヘッドセットが導入されることになる。

 念のために付け加えておくと、自分で修理したいという消費者もいるかもしれないが、Porscheは消費者にTech Live Lookヘッドセットを直接提供する予定はないという。だが、幸運にもPorscheを所有していて、不運なことに修理が必要になったとしても心配はない。修理に当たる技術者たちは遠からず、SF的に言うところの「集合精神」にも似たこの技術を使いこなしているはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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