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ARメガネで車の修理をリモート支援--米ポルシェの「Tech Live Look」とは - (page 2)

Tim Stevens (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2018年06月06日 07時30分
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 しかし、もっと重要なのは、Tech Live Lookを使って、離れた場所にいるPorscheの技術専門家と直接通話できる機能である。いったん通話がつながると、遠隔地にいる専門家は現場の技術者が見ているのと全く同じ映像を見て、対話しながら複雑な問題を解決することができる。これまでは、そうした問題を解決するには、長い時間をかけて分かりにくいスマートフォンの写真を何度もやりとりする必要があった。遠隔地の専門家は、現場の技術者に何をすべきかを指示できるだけでなく、映像のフィードに書き込みをして見るべき場所を示すこともできる。

 筆者はジョージア州アトランタにあるPorscheの北米本社で、このサービスを試してみる機会を得た。そこで、新しい「Panamera Sport Turismo」で生じていた分かりづらいエラーのトラブルシューティングに成功した。Porscheの専門家とワイヤレスでつながった後、指示に従って、トラブルシューティングのプロセスを最後まで進めた。エラーコードは特定のセンサに障害が発生していることを示しており、最初にやるべきことは、そのセンサのプラグを調べてコネクタの状態を確認することだった。

 もちろん、筆者が実際に最初にやらなければならないのは、問題のプラグを見つけることだった。プラスチックで覆われた最新式のエンジンの中でそれを見つけるのは、簡単な仕事ではない。だが、その場にはいない親切な声が、エンジンコンパートメントの前部に丸を描きながら、ボンネットの下のどこを見るべきかを正確に指示してくれた。そして、プラグ内のコネクタの張りを調べる特殊な道具を使うよう筆者に指示した。驚いたことに、ワイヤの1本が緩んでいた。

 次に、担当者が配線図を送信してくれた。それを筆者の視界と重ねることで、筆者は問題のワイヤを特定することができた。それから、別の特殊な道具を使って、そのワイヤをセンサのコネクタから外す方法を教わった。ワイヤを抜くと、クリンプが変形していることがすぐに分かった。遠隔地の専門家もカメラを通して、それを確認した。

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