「Airbnb」などの空き部屋シェアサービスを介した“民泊”が注目されているが、宿泊客に鍵を渡す手段が問題だ。鍵を格納できて暗証番号の入力で開けられるキーボックスの利用が一般的だが、安全性が気になる。個別発行する暗証番号で解錠許可するスマートロックは使い勝手がよいものの、ドアの改造が必要になるなど導入しにくい。
そこで、スマートロックの利便性とキーボックスの簡便性を兼ね備えた、スマートフォンと連携するキーボックス「Smart Keybox 2」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で購入申し込みを受付中。
Smart Keybox 2は、内部に鍵を入れておき、開けるための暗証番号をBluetooth連携させたスマートフォンで管理するスマートなキーボックス。ドアノブやドア周辺の手すり、壁などに取り付ければ、スマートロックと違ってドアを改造せず鍵を他者に渡せる。Smart Keybox 2のインターネット接続は不要なので、設置場所を選ばない。民泊や不動産物件の内覧などに使えるだろう。
暗証番号の生成や取り消しといった管理作業は、アプリで実行する。Airbnbサービスと連携し、宿泊者用の暗証番号を自動発行させることも可能。特定ユーザーが持つスマートフォンとのBluetooth接続で解錠する、Bluetoothキーも発行できる。
単純に暗証番号を設定できるだけでなく、暗証番号に対する有効期限の設定、アクセスログの記録といったセキュリティ機能も備える。ボタンを押した指の痕跡から暗証番号が推測されないよう、最大8桁のランダムな数列を暗証番号の前に入力する設定も選べる。
Indiegogoにおいて、送料別169ドル(約1万8400円)で販売中。記事執筆時点(日本時間5月29日15時)で4週間以内に出荷するとしているが、何らかの理由で出荷できない場合は返金される。
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