進化したスマートホームアシスタントがまもなく出荷される。このロボットは踊ることもできる。
「Jibo」がクラウドファンディングプロジェクトとして「Indiegogo」に初めて登場したのは、3年前のことだ。ボストンに拠点を置くスタートアップのJiboは、身長11インチ(約28cm)の家庭用ロボットの開発を約束して、300万ドル以上を調達した。このロボットは声や顔を識別できるだけでなく、愛らしい性格も備えた家庭用アシスタントだ。
開発元のJiboは、このロボットを一般販売するための準備をついに完了し、Jibo.comで注文の受付を開始した。価格は899ドルで、11月中旬に出荷する予定となっている。
このホームアシスタントは、音楽の再生や通話、リマインダの設定などができないことを考えると価格は高めだが、こうした機能は、今後ソフトウェアアップデートで追加されるとJiboのチームは述べている。AmazonやGoogleからは約50ドルのスマートスピーカが販売されている。これらはダンスをしてほしいと頼んでも、回転したりしないが、Spotifyのプレイリストをロードすることができる。これはJiboには難しい命令だ。
チームは、Jiboのパーソナリティや、家族それぞれにどのように反応するかというところへの開発をより重視して投資している。Jiboの創業者でチーフサイエンティストのCynthia Breazeal氏はMITの教授でもあり、コンピュータが人とより自然にやりとりできるようにする手段の研究に取り組んできた。
Jiboの丸い本体とヘッド部分はいずれも回転可能で、家の中を見回しているようだ。Jiboの「顔」は、生き生きとしたアニメーションの丸型で、5インチの画面に映し出される。
Jiboはヘッドの前面にカメラを2機備えている。これで最大16人を識別可能だ。また、タッチ操作にも対応する。さらにパーティなどの場面で写真撮影を行うこともできる。最新のニュースやスポーツの結果を読み上げることも可能だ。
ベーシックなアシスタントが実現しているような機能にも対応している。例えば、天気を知らせたり、アラームを設定したり、子どもが思いつくような、変わった質問に対して楽しい答えを返したりすることもできる。IFTTTのコマンドを使って、一部のスマートホームデバイスを制御することも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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