ソニーは5月22日、EMI Music Publishingを連結子会社化すると発表した。持分約90%を間接的に保有することになる。
EMI Music Publishingの連結子会社化は、ムバダラインベストメントカンパニーが主導するコンソーシアムがEMI Music Publishingについて保有する約60%の持分すべてを、ソニーの完全子会社であるSony Corporation of Americaに対し、47.5億米ドルの企業価値を前提として売却する基本合意書を締結したことによるもの。
ソニーがムバダラの主導するコンソーシアムが保有するEMI Music Publishingの全持分の取得に対して支払う現金支出の合計は約23億米ドル程度としており、ソニーは本件取引の完了時にEMI Music Publishingの総負債約13億5900万米ドル(2018年3月31日時点)を承継。本件取引完了に伴い、ソニーはすでに保有しているEMI Music Publishing持分に関する再評価益を、営業利益に約1000億円計上する見込みだ。
ソニーの社長兼CEOである吉田憲一郎氏は「EMI Music Publishingをソニーグループに迎え入れることができ、また音楽出版市場におけるナンバーワンポジションを維持できることを喜ばしく思っている。ソニーはエンタテインメント領域における強力なIPのポートフォリオ構築に集中しており、今回の買収は当社の長期的な成長に向けた重要な布石となると考えている」とコメントしている。
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