Twitterには荒らしの問題がある。不快なコメントは簡単にオンライン上の会話を乗っ取ってしまう。同社は米国時間5月15日、この問題への対策を講じると発表した。これによって、ユーザーのTwitterフィードの様子は変わる可能性がある。
Today we are introducing new behavior-based signals into how Tweets are organized and presented in areas like conversations and search.
— Twitter Safety (@TwitterSafety) 2018年5月15日
This is to improve the health of the conversation and improve everyone’s Twitter experience.
一見、かなりシンプルな対策のようだ。Twitterの15日付けのブログ記事によると、Twitterの「公共の場」における荒らしコメントを排除することを目的とした「Behavioral Signal」(行動シグナル)に基づいて、同ソーシャルネットワーク上の会話をこれまでとは異なる方法で整理するだけだという。
Twitterのアルゴリズムと人間のレビュアーが、同一人物による同時に複数のアカウントを持つ行為、似ているツイートを繰り返し投稿し、フォローしていないアカウント宛に@ツイートをする行為、「組織的な攻撃を示唆する可能性のある行為」などを発見した場合、そのようなアカウントからのツイートの表示回数を減らすとTwitterは述べている。
「このコンテンツはポリシーに違反しているわけではないので、Twitterはそのコンテンツをそのまま残しておき、『返信をさらに表示』をクリックしたり、検索で結果をすべて見るように設定してある場合に表示する。この結果として、健全性の高い会話に参加している利用者の方は、会話や検索でより多く表示されるようになる」とTwitterは記している。
この変更によってTwitterがどのようになるのかはわからないが、同社によると初期テストでは良好な結果が得られ、「悪意のある行為の報告が、検索結果に関するものは4%減、会話に関するものは8%減という結果が出た」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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