Appleの「MacBook」または「MacBook Pro」に搭載された「バタフライ」キーボードの不具合をめぐり、米国時間5月11日、Appleを訴える集団訴訟が起こされた。原告集団は「反応しないキーとそれに伴うキーボードの不具合という脅威に常に直面」しており、Appleがこの問題について消費者に注意喚起しなかったとして同社を訴えている。
この訴訟はカリフォルニア州北部地区米連邦地方裁判所に申し立てられた。以前より、ブログ記事、ツイート、サポートフォーラムのコメントで苦情が寄せられ、リコールを求めるChange.orgでの署名運動ばかりか、問題があるとされるキーボードについて風刺する歌や動画まで登場していた。
キーだけでなくMacBookのかなりの部分を交換しなければならず、1週間かそれ以上にわたってコンピュータなしで過ごさなければならないことに不満を訴える消費者もいる。しかもそれは、問題のMacBookがまだ保証期間内である場合の話だ。保証期間外だと修理に700ドルかかると述べる人もいる。
この問題についてAppleの対応が不十分だと批判する人たちもいる。
このキーボード訴訟は、AppleInsiderが訴状を公開して報じたもので、2015年以降のMacBookと2016年以降のMacBook Proを挙げて、数千人の消費者が不具合に直面したとしている。
訴状では集団訴訟の認定などを求めているほか、Appleに対し、「MacBookの本質的な不具合について適切に情報を開示」し、「原告および原告集団に、不具合のあるMacBookノートブックの修理または交換に起因する費用全額を返金」することを義務づけるよう求めている。この費用は「代替ノートブックの購入にかかる経済的損失を含むが、その限りではない」という。
原告の代理人を務める法律事務所Girard Gibbsは、このバタフライキーボード問題に関するウェブページを開設している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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