5月に入ってからも海外事業に積極的に手を打っていることも示した。5月3日には、インドネシアでは初めてとなるハラル認証を受けた冷蔵庫とフリーザーの新製品発表会を開催。「インドネシア国民の大半を占めるイスラム教徒のニーズに対応したローカルフィットであり、今後、SEIDで生産する冷蔵庫・フリーザーはすべてハラル認証されることになる。同国での冷蔵事業拡大に大きな貢献をするものと確信している」としたほか、5月8日からは、台湾の桃園国際空港と桃園空港MRTをつなぐ通路にプラズマクラスターシャワーを設置。海外から帰国した人に付着している可能性があるさまざまな有害物質を抑制、除去できるという。
ここでは「台湾シャープと桃園空港MRTは、貴方がきれいになって家に帰ることを可能にします」というメッセージを訴求しているほか、空気清浄機のラインアップを展示。「台湾でのプラズマクラスターの認知度の大幅な向上に繋げていきたい」とした。
また、5月17日には、フィリピンで「SHARP 8K Revolution」をテーマとした記者発表を実施する予定であり、「取引先とのより一層の関係強化を図ることを狙いとしたディーラーコンベンションを開催し、総勢500人以上のメディアや取引先にシャープの取り組みを訴求する」と述べた。
戴社長は、「こうした取り組みを一段と加速し、早期にASEAN No.1ブランドを実現しよう」と強気の姿勢をみせた。
社長メッセージの最後に戴社長は、シャープのテレビ誕生65周年、白物家電誕生60周年、携帯電話誕生25年を記念して、対象となるシャープ商品の購入者に、特選ギフトカタログを贈呈するシャープ謝恩祭を、2018年5月11日から開始すること、今週末には、母の日にあわせて、母に感謝の気持ちを伝える「グリーティングカード」を店頭でプレゼントすることを紹介。「2017年は、何度も謝恩祭を実施したが、私たち一人ひとりが、常にお客様への感謝の気持ちを持ち続け、お客様のニーズにお応えしていくことが、結果として業績向上につながることを、この機会に、再認識してもらいたい」と述べた。
そして、「4月の速報値は、売上高、利益ともに順調な立ち上がりとなった。だが、個々の事業や、エリアごとの課題をきっちりと分析し、前倒しで対策を講じ、5月以降も、この流れを持続できるようがんばろう」と締めくくった。
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