Facebookは職場向けに特化したバージョンである「Workplace」を、従業員にとってのワンストップショップのような場所にしたいと考えている。
Facebookは米国時間5月1日、他のサービスとWorkplaceとの新たな連携機能を提供開始したことを発表した。有料版のWorkplaceを利用している企業はコラボレーションソフトウェア「Microsoft Sharepoint」やAtlassianの「Jira Cloud」、「SurveyMonkey」などのSaaSツールとの連携を利用できるようになる。無料版でも「Dropbox」や「Box」といったクラウドサービスとの連携が可能だ。Facebookによると、全部で50種類以上の新しい連携が存在するという。
WorkplaceはBloombergやYahoo Finance、Reutersを含む複数の報道機関との提携も発表したため、ユーザーはそれらのサイトからのフィードを購読できる。この機能の狙いは、従業員がWorkplace内から最新の業界ニュースを把握できるようにすることだ。
Facebookはカリフォルニア州サンノゼで開催中の年次開発者カンファレンス「F8」でこれを発表した。
2016年に公開されたWorkplaceは、組織にオンラインオフィスとして使われることを想定しており、ニュースフィードやグループといったFacebookでおなじみの機能を備える。有料版はユーザー1人当たり月額3ドル(約330円)で利用できる。
コラボレーションソフトウェア分野の覇権をめぐる争いは、シリコンバレーで意外なほど白熱している。Flickr共同創業者のStewart Butterfield氏が2013年に公開した「Slack」は、テクノロジ分野やメディア分野のオフィスで愛用されている。Microsoftも2017年、独自のワークプレースソフトウェア「Microsoft Teams」を全世界でリリースした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」