増え続ける「Alexa」デバイスの舞台裏--アマゾンが語るパートナー戦略 - (page 3)

Ry Crist (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年05月08日 07時30分

Alexa、次の予定は?


AVSのディレクター、Abani氏(左から2人目)とバイスプレジデントのThompson氏(右から2人目)は、Alexaデバイスのサードパーティー開発者をAlexaの継続的な成長の鍵とみている。
提供:James Martin/CNET

 AVSのチームは、多数の新Alexaデバイスが登場すると語ったが、具体的な製品ロードマップについてはコメントしなかった。中にはまだアイデア段階あるいはプロトタイプの段階で、日の目を見ない可能性のあるものも含むようだ。だが、Alexaは常に能力を向上させ続けているとThompson氏は言う。Amazonはそう繰り返している。これは外部開発者向けの重要な説得材料だ。

 言い換えれば、Alexaの新機能が増え続けると期待していいということだ。

 最近発表された新機能「Alexa Skills Blueprints」は、テンプレートの空欄を埋めるだけで誰でも自分のAlexaスキルを設計できるというものだ。既に20以上のテンプレートが使えるようになっている。例えば、カスタマイズできる音声による冒険物語や、タオルがどこにしまってあるかなど、訪問客向けのよくある質問と答えのためのスキルなどを作成できる。

 これらのスキルはすべて、作成したユーザーのAmazonアカウントと連携するEchoデバイスでのみ稼働するプライベートでクローズドなものだ。プログラミングの経験がなくても、誰でも数分でこうしたスキルを作成できる。

 Alexaの広報担当者、Natalie Hereth氏は「これは、顧客にAlexaをカスタマイズしてもらうための楽しい方法だ」と語った。Lab126を訪問した後、私はそれ以上のものなのではないかと考えた。ユーザーが自分や家族のためにAlexaの機能をパーソナライズできるようになった今、誰でも(開発者も顧客も)Alexa体験の所有権を持ち、最適化できる。

 結局のところ、非常に多くの人々が、非常に多くの新たな場所へとAlexaを連れていく。言うなれば「Alexaはどこにでも」だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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