月額20ドル(約2200円)でハリウッド映画と500チャンネルのライブテレビをPCやタブレット、スマートフォンにストリームできるサービスがあったら、利用したいと思うだろうか。「SET TV」はそれを提供するとうたうサービスだ。しかし、AmazonとNetflix、複数のハリウッドスタジオで構成される原告団は、SET TVがそれらのコンテンツの少なくとも一部を違法にストリームしているとして、提訴した。
原告には以下の企業が含まれる。これらの企業はすべて、エンターテインメント企業が連携するAlliance for Creativity and Entertainment(ACE)に加盟している。
訴状の一節には、「(SET TVの)サービスは、認可されたストリーミングサービスの機能、すなわちユーザーフレンドリーなインターフェースと人気コンテンツへの確実なアクセスを提供すると保証しているが、顕著な例外が1つある。料金は被告だけに支払われ、原告やそのほかのコンテンツクリエーターには支払われていない」と書かれている。
つまり、SET TVは合法的なサービスに見えるが、ユーザーは盗品、つまりSET TVが購入して使用料を支払っているわけではないコンテンツをストリームする可能性がある、というのがハリウッドの主張だ。
SET TVにコメントを求めたが、すぐに回答を得ることはできなかった。
原告団は、SET TVから損害賠償金と利益を受け取ること、または、同社に法定料金を請求することを求めている。法定料金は、違法に共有した著作物1件につき最大15万ドル(約1630万円)だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」