Amazonが家庭用ロボットを開発している可能性があるという。
Bloombergは米国時間4月23日、計画をよく知る複数の匿名情報筋の話として、古代ローマのかまどの女神にちなんで「Vesta」と名付けられた極秘プロジェクトについて報じた。このデバイスは、早ければ2019年にも消費者に提供される可能性があるが、開発段階で中止になる可能性もあると、記事には記されている。
現実離れした概念だと思う人もいるかもしれないが、Amazonは、風変わりで予想外のアイデアに大きく賭ける企業として知られており、いくつかの取り組みでは成功もしている。最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏は2月、同社がデジタル音声アシスタント「Alexa」の開発にさらに力を入れる予定であり、ロボットではないとしても、さらなるスマートホーム機器を提供していくことを示唆していた。
Amazonの担当者にコメントを求めたが、直ちに回答を得ることはできなかった。
このロボットが何をするものなのかは、はっきりとはわかっていないが、Bloombergの情報筋らは、Alexaを搭載する自律走行型デバイスで、Alexaを家の中で連れて回れるものになるのではないかと推測している。このデバイスのプロトタイプには、ロボットが家の中を自律的に動き回れるように、高度なカメラやコンピュータビジョンソフトウェアが搭載されているという。
Amazonは既に、Alexaを搭載するポータブルな「Echo」スピーカとして「Amazon Tap」を提供していることに言及しておこう。価格は約130ドル(約1万4000円)で、コンピュータビジョン搭載の自律走行ロボットではないが、それにやや近いともいえる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス