リハーサル後、参加者からは「これまでも、風船など音楽を振動で体感する方法はあったが、サウンドハグは振動して光るので、音楽を幅広く感じられて楽しかった」「音楽の強弱、音色の重なりによって振動の強弱も変わるので、音楽がすごく伝わった」「音を聴くことを耳をすますというが、この音楽会は身体をすますという感じがする」「振動と光を使って新しい音楽の楽しみ方を発見した」など、好評だった。取材中、メディアへのデバイスの貸し出しはなかったが、曲のテンポや音のダイナミクスなどに反応してLEDが光るので、モニターの人たちと一緒に演奏を楽しんでいる一体感を筆者は感じた。
落合陽一氏と日本フィルは、今後も新しい体験ができる音楽会を企画しており、8月27日に、東京オペラシティコンサートホールで、 ラヴェルのボレロなどを演奏する音楽会を予定している。耳で聴かない音楽会は室内楽だったが、8月のボレロはオーケストラになるのでかなり大規模になる予定。5月中旬ごろには、日本フィルのホームぺージで詳細を発表する予定。
耳で聴かない音楽会 落合陽一×日本フィル プロジェクト VOL.1 | 日本フィルハーモニー交響楽団《プログラム》
(ホールにて)
指揮してみよう! J.シュトラウスⅡ世:ラデツキ―行進曲(体験つき)
身体で聴こう! サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」(ナレーション、画像つき) 他
(ロビーにて)
楽器体験 ヴァイオリンに触れてみよう!
《聴覚支援システム》
聴覚障害のある方に、以下の鑑賞システムを用意。
公演で使用するシステム開発の資金確保のためのクラウドファンディングが行われていた。
《耳で聴かない音楽会》テクノロジーで挑む、音楽のバリアフリー(落合陽一 × 日本フィルハーモニー交響楽団) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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