「#公開告白」はMixChannelだけではない。TwitterやInstagramでも、同様に多くの告白動画や写真が見つかる状態だ。Instagramでは、写真とハッシュタグで告白しているという投稿も多いようだ。このような動画や写真には、多くは後日談の報告や、応援コメントなどがついている。
かつてMixChannelのキス動画を好む女子高生たちは、「彼氏ができたら自分もこういう動画撮って投稿したい」と言っていた。「もし別れちゃったらどうするの?」と聞いたところ、「新しい彼氏と新しい動画を撮って投稿するから大丈夫」と言い切っていた。
女子高生たちには、カップルで1つのアカウントを運営するTwitterやInstagramの“カップル垢”を作るなど、恋愛を含むプライベートを公開することに抵抗がない子たちが多い。
しかし、アフィリエイト目的でYouTubeに他人の公開告白動画集を投稿しているユーザーもいるなど、自分が消したいと思っても動画は消せなくなってしまう可能性が高い。ネット上に出した情報は永遠に残り、将来自分の不利益につながる可能性がある。問題ある投稿はしないよう、周囲の大人たちは子どもたちにアドバイスしてあげてほしい。
高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。
ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/
Twitter:@akiakatsuki
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