仮想通貨取引所のCoinbaseは米国時間4月16日、Earn.comを買収したと発表した。Earn.comは、電子メールに返信したりアンケートに回答したりするとビットコインがもらえる有料電子メール製品の開発元だ。
買収の一環として、Earn.comの共同創設者であるBalaji Srinivasan氏がCoinbaseに加わり、同社初の最高技術責任者(CTO)に就任する。Srinivasan氏は、Coinbaseと仮想通貨全般のエバンジェリストとしての役割も担い、「世界を教育し、暗号を第一とする人材を同社に採用する」と、Coinbaseの最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Armstrong氏はブログ記事に記した。
Earn.comは以前、「21.co」というビットコイン採掘会社として操業していた。2017年に社名を変更してソーシャルネットワークとなり、現在では、大きな支持を獲得している数少ない実用的なブロックチェーンアプリケーションの1つと目されている。
Srinivasan氏は別のブログ記事で、Earn.comはキャッシュフローがプラスの企業で、売上ランレートは数百万ドルに達し、「数十万人」のユーザーを有すると述べている。今後はCoinbaseの傘下で独立企業として存続する一方、自社モデルをCoinbaseのユーザー基盤に拡大することに取り組むという。
買収の金銭的条件は公表されていないが、Srinivasan氏はブログ記事の中で、「当社株主に支払われる現金、仮想通貨、および株式の総額は、当社に投資された資金を上回る」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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