仮想通貨の取引所大手Coinbaseが、インデックスファンドを立ち上げる計画を発表した。これは、資産管理サービスへの移行を示唆する動きである。
Coinbaseは米国時間3月6日、「Coinbase Index Fund」について、「Coinbaseの取引所『GDAX』に上場した全デジタル資産を時価総額で加重平均した指数への投資が可能になる」とブログで述べた。
このファンドは、Coinbaseの子会社であるCoinbase Asset Managementによって管理される。
新しい資産がGDAXに上場した場合、それはCoinbase Index Fundにも自動的に追加される、とCoinbaseは説明している。
インデックスファンドは従来型の投資に使われるツールである。これらのポートフォリオは、投資家が既定のルールによって定義される資産を追跡することを可能にするが、インデックスルールや配当金、手数料はさまざまである。
最もよく知られているインデックスファンドは、「Dow Jones Industrial Average(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)」と「S&P 500」に連動するものだ。
「われわれは、ブロックチェーンベースのデジタル資産全体の潜在的可能性に投資する機会を顧客に提供できることに興奮を覚えている」(Coinbase)
「Coinbase Index」も同時に発表された。Coinbase Indexは、「GDAXに上場した全ての資産のファイナンシャルパフォーマンスを時価総額で加重平均した指数」と説明されている。
現在のところ、Coinbase Index Fundを利用できるのは米国在住の適格投資家だけだが、Coinbaseによると、同インデックスファンドを拡大して、あらゆる種類の投資家と広範なデジタル資産に門戸を開放することも計画している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」