インテグリティ・ヘルスケアは4月16日、同社が開発・提供するオンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」を活用した新しい医療インフラの創造を目的として、住友商事を含む3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額7.5億円の資金調達を完了したと発表した。
YaDocは、「モニタリング」「オンライン問診」「オンライン診察」の3つの機能を搭載するオンライン診療システム。これらの機能により、通常の診療では捉えにくかった医療情報の集積を可能とすることで、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深め、診療の質向上を実現する。また、通院困難な患者のアクセシビリティを向上することで、対面診療を補完し、かかりつけ医の機能強化を図る。
同社によると、今回の資金調達により、YaDocの一層の普及に取り組むほか、YaDocが実装している疾病管理機能を始め、有用性・利便性の向上に向けたシステムの機能拡充を図る。また、全国のユーザーに対する利用サポート体制をより強化する。さらには、企業の健康経営支援事業やアジアを中心としたグローバル市場への展開など、さらなる事業拡大に向けて加速させるとしている。
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