Elon Musk氏は2013年、超音速の高速輸送システム「Hyperloop」の論文をオープンソース設計として一般に公開していた。同氏はそれから5年後の今、ごく短い距離で音速の半分の速度に加速し、停止できる新しいポッドの開発を進めようとしている。
Musk氏は米国時間4月7日夜のツイートで、アップグレードしたSpaceX/Teslaポッドがマッハ1の半分まで加速してから停止するまでの動作を、1.2km以内の距離でテストすることを明かした。マッハ1とは音速のことで、時速約1235kmに相当する。
Upgraded SpaceX/Tesla Hyperloop pod speed test soon. Will try to reach half speed of sound (and brake) within ~1.2km.
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年4月8日
それは、マンハッタンの4〜5ブロックに相当する長さの走路を敷設して、その上で車両を走らせ、時速600km超に到達させた後、走路の終わりに達する前に車両が完全に停止することを期待するようなものだ。
Musk氏は別のツイートで、「これをそのような短距離で行うことは、少し常軌を逸している」と認めた。「従って、大破する結果に終わることも十分にあり得るが、成功しても失敗しても刺激的だ」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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