情報を表示する手段として思い浮かべるのは、少し前であればCRT(ブラウン管)、最近ならLCDや有機ELといったものだろう。こうしたデバイスは、汎用的で多彩な情報を表示できる点が大きなメリットであるものの、個性に欠ける。
そこで今回は、大きな円盤のドットで情報を表現するレトロなデバイス「Zaharra」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Zaharraは、オセロで使う“石”のような表が白、裏が黒の円盤を、縦7×横28個のマトリクス状に配置した表示デバイス。各円盤を表にしたり裏にしたりして制御することで、数字や文字を表現できる昔懐かしい装置だ。
見た目や表示機構はレトロだが、表示するデータはインターネット時代の現代に合わせてある。有線LANまたは無線LAN(Wi-Fi)経由でインターネット接続し、専用クラウドサービス「Zaharra Cloud」と連携する。ユーザーがクラウド上で各種設定をしておくと、Facebookで獲得した「いいね」の数、InstagramやLinkedInの最新情報、Twitterのリツイート数などを自動的にZaharraで表示できる。
さらに、用意されているAPIを使うと、さまざまな情報源と接続することも可能。例えば、ユーザーが管理しているウェブサイトのアクセス数、ビットコインの価格、株価など、さまざまな情報の表示に使える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月14日まで。目標金額の2万4000ユーロ(約314万5000円)に対し、記事執筆時点(日本時間4月2日11時)で集まった資金はまだ590ユーロ(約7万7327円)。キャンペーン期間はあと41日ある。
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