Appleは米国時間3月29日、「iOS 11.3」をリリースした。「iPhone」のバッテリ状態をチェックして、バッテリが古いために端末の性能や速度が低下していないかどうかを確認できるようになった。
またAppleは、スマートスピーカ「HomePod」向けの初めてのソフトウェアアップデートもリリースした。「Apple Watch」と「Apple TV」向けのソフトウェアもアップデートがリリースされた。
iOS 11.3では、バッテリ状態の確認機能のほか、新しいプライバシーアイコンが導入されている。個人データがどのように利用される可能性があるのかをより把握しやすくなる。
Appleの拡張現実(AR)プラットフォームである「ARKit」もアップデートされ、水平面の他に垂直面を利用したAR体験にも対応した。また、新しいアニ文字(ライオン、ドラゴン、熊、ドクロ)が追加されている。
2017年の「Worldwide Developers Conference(WWDC)」で初めて発表された「Messages in iCloud」(iCloudにメッセージを保管)の機能は、iOS 11.3の正式版からは削除されているようだ。この機能は、iOS 11.3のベータ版には含まれていた。
また、4種類の新しいプライバシーツールが、5月に一部の欧州諸国でリリースされた後、世界中で提供される予定だという。ユーザーは「Apple ID」ページで、自分のデータのコピー取得やデータの修正要求、アカウントの無効化や削除などを行うことが可能になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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