アップルのクックCEO、プライバシーに関する規制の必要性語る--Facebook問題受け

Edward Moyer (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年03月26日 09時28分

 Facebookは、Cambridge Analyticaのデータ不正使用疑惑で低下した信頼の回復に追われており、政治家らはソーシャルメディアの規制を求めている。そうした中、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は「適切に作成された」規則がおそらく必要だろうと述べた。

 Bloombergによると、Cook氏は今回のデータ不正使用疑惑とデータ規制の可能性に関する質問に答える形で、「今回のような状況は極めて深刻で、非常に大きいため、おそらく適切に作成された何らかの規制が必要だと私は思う」と述べた。「ユーザーが何年も閲覧してきた内容、ユーザーの連絡先、連絡先のユーザーの連絡先、Like(いいね!)した内容や気に入らなかった内容など、ユーザーの生活に関するあらゆる事細かな情報を誰でも知ることができたというのは、私の考えではあってはならないことだ」(Cook氏)

 Cook氏は現地時間3月24日、北京で開催されているChina Development Forumのグローバルな不平等性に関するセッションでそのようにコメントした。

 FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏は米国時間3月21日、Cambridge Analyticaが、多数のFacebookアカウントからの情報をユーザーの許可なく不正に使用していたとの報道を受け、何らかの規制について進んで検討したいと述べていた。

 Cook氏は、Appleはこのようなデータ関連の事件について以前から懸念していたと述べた。

 Bloombergによると、Cook氏は「多くの国のユーザーが、自分が何をしているのかおそらくはっきりとは理解しないままデータを提供していること、これらの詳しいプロフィールがそこから作成されていること、ある日何かが起きて、気づかないうちに起きた出来事で、人々がひどく不快感を覚える可能性があることを、われわれは何年も前から懸念していた」とし、「残念だが、その予想が現実になったのは一度だけではない」と述べた。

 Appleはこの数年間、ユーザーのプライバシーを声高に主張してきた。Cook氏は複数のインタビューで、ソーシャルメディアをはじめとする無料オンラインサービスの危険性について警告したこともあった。

 Appleは、Facebookと連携するアプリを提供していたことがあり、特定の友だちの情報へのアクセスを求めていた。アプリのFacebookとの統合は2016年に終了しており、Appleによると、その情報がAppleのサーバや「iCloud」に送信されたことは決してなく、特定のタスクをより簡単に実行できるようユーザーの端末にのみ保存されていたという。

 米CNETは、今回のCook氏の発言についてAppleにさらなるコメントを求めたが、回答は得られていない。

Tim Cook CEO
提供:Josh Lowensohn/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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